『澪標』2015年04月号（3月25日発売）

出版情報
2015.03.25

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身を尽くし、貴方へ贈る物語

電子雑誌『澪標』2015年04月号（創刊号）。表紙イラストは朝霧さん。「新作読み切り・小説」が9作品掲載されています。また、掲載されている作品は全て学生が書いた（描いた）ものです。誌名は船の航路を示す同名の標識からとっています。澪標が航行可能な道を示した標識だったように、『澪標』も著者と読者を繋ぐことのできる雑誌を目指していくので、よろしくお願いいたします。

参加者（敬称略）と作品・ジャンル一覧

  • 小桜店子『澪標　創刊の辞』
  • 二丹菜刹那『借り物と自慰のなれの果て』＜新作読み切り・小説＞
    僕は思う。――人間である前に作家であれ。
  • 尋隆『ガラスの靴やリンゴがなくても』＜新作読み切り・小説＞
    靴を片方なくしても、毒リンゴを口にしても、王子様なんて現れない。
  • 高町空子『繕う夜』＜新作読み切り・小説＞
    「だって……すごいもののほうが褒めてもらえるじゃん」
  • 藤井カスカ『片耳イヤホン』＜新作読み切り・小説＞
    そしてポケットからイヤホンを取り出し、俺側の耳にだけ装着した。
  • 篠田らら『未来へのタイムマシン』＜新作読み切り・小説＞
    ひかりは俺にとって、「完璧な女の子」だった。
  • 青空つばめ『みかん』＜新作読み切り・小説＞
    ふと、視線を足元に向けると、それは一つの蜜柑であった。
  • 小桜店子『君の名を呼ぶ』＜新作読み切り・小説＞
    僕は人を呼び捨てにできない。
  • 朝霧『骨は白』＜新作読み切り・小説＞
    昴が連想する人骨は、海の底に咲く珊瑚そのものだった。
  • あちゃびげんぼ『クッキーマン』＜新作読み切り・小説＞
    俺の両腕は人肉ではなく、クッキーになっていた。

【制作】
朝霧＜表紙イラスト＞／吉田勝＜表紙撮影＞／小桜店子＜編集長＞

サンプル

感想など

書誌情報

● 書名

『澪標』2015年04月号

● 小売希望価格

電子版：500円（税別）

● 体裁

電子版：EPUB（リフロー形式）およびBCCKS独自形式

● 発売日

2015年3月25日

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